
「毎月の給料は悪くないはずなのに、なぜかお金が貯まらない…」
共働きなのに思うように貯金が増えないと感じているご家庭は少なくありません。
実は私も3年前までは同じ悩みを抱えていました。
しかし、固定費を中心とした家計の見直しを行ったところ、年間で10万円以上の節約に成功したのです。
この記事では、共働き家庭の家計管理において特に効果的だった固定費削減のポイントと、実際に私が実践して成功した具体的な節約術をご紹介します。
忙しい共働き生活の中でも無理なく続けられる方法ばかりですので、ぜひ最後までお読みください。
共働き家庭が陥りがちな家計管理の落とし穴
共働き家庭は一見収入に余裕があるように思えますが、実は特有の落とし穴があります。
まず最も多いのが「収入があるから大丈夫」という安心感からくる支出の緩み。
日本ファイナンシャルプランナー協会の調査によると、共働き世帯の約40%が「収入の割に貯蓄が進まない」と感じているというデータがあります。
私自身も夫婦合わせて年収700万円以上あったにもかかわらず、毎月の貯金額はわずか2万円程度という状況でした。
その原因を分析したところ、以下の問題点が見えてきました:
- 固定費の見直しをしていなかった
- 「忙しいから」という理由で便利なサービスにお金をかけすぎていた
- 共働きだからこそのストレス発散として外食や買い物が増えていた
- 夫婦間での家計に関する意思疎通が不足していた
特に固定費は一度契約すると見直す機会が少なく、気づかないうちに家計を圧迫する大きな要因となっていました。
固定費見直しで最も効果があった3つの分野
家計の見直しを始めるにあたり、まず固定費の全体像を把握することから始めました。
固定費とは毎月必ず発生する支出のことで、住居費、光熱費、通信費、保険料などが該当します。
私の場合、特に効果が大きかったのは以下の3分野でした。
1. 住居関連費の最適化
住居費は家計の中で最も大きな固定費です。
私たちは賃貸マンションに住んでいましたが、家賃交渉と引っ越しを検討することで大きな節約に成功しました。
具体的には、2年の契約更新時に大家さんと交渉し、月々の家賃を5,000円値下げしてもらいました。
これだけで年間6万円の節約です。
交渉のポイントは、長期契約の意思を示すことと、周辺の類似物件の家賃相場を調査して提示することでした。
また、不動産会社によっては更新料の値引き交渉も可能な場合があります。
住宅ローンを組んでいる方の場合は、金利の見直しや借り換えを検討するのも効果的です。
最近の低金利を活かした借り換えで、月々の返済額が数千円下がるケースも少なくありません。
2. 保険の見直しで無駄を削減
共働き家庭では、夫婦それぞれが会社の保険に加入していることが多く、知らず知らずのうちに保障の重複が生じていることがあります。
私たちは、ファイナンシャルプランナーに相談し、保険の見直しを行いました。
その結果、以下の点を改善することで月々8,000円、年間で約10万円の節約に成功しました:
- 医療保険の重複を解消
- 必要保障額を再計算し、生命保険の保障額を適正化
- 特約の見直しで不要なものを解約
- 共済への切り替えで保険料を削減
保険は一度加入すると見直す機会が少ないため、定期的な見直しが重要です。
特に結婚や出産、転職などライフステージの変化があった際には必ず見直しましょう。
3. 通信費・サブスクリプションの最適化
スマホ代、インターネット料金、各種サブスクリプションサービスは、気づかないうちに高額になっていることが多い固定費です。
私たちが実施した見直しは以下の通りです:
項目 | 見直し前 | 見直し後 | 月間節約額 |
---|---|---|---|
スマホ2台 | 14,000円 | 6,000円 | 8,000円 |
インターネット | 5,800円 | 4,200円 | 1,600円 |
動画配信サービス | 3,000円 | 1,000円 | 2,000円 |
合計 | 22,800円 | 11,200円 | 11,600円 |
特にスマホは大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで大幅な節約ができました。
また、複数契約していた動画配信サービスを見直し、本当に必要なものだけを残しました。
これらの見直しだけで月に11,600円、年間では約14万円の節約効果がありました。
共働き家庭の家計管理を成功させる5つのポイント
固定費の見直しに加えて、共働き家庭特有の家計管理のコツをご紹介します。
1. 家計の「見える化」を徹底する
共働き家庭では、それぞれの収入と支出が複雑になりがちです。
家計簿アプリなどを活用して、収支を「見える化」することが第一歩です。
私たちは「マネーフォワード」を使い、夫婦の口座やクレジットカードを連携させました。
これにより、どこにいくらお金が使われているのかが一目瞭然となり、無駄な支出に気づきやすくなりました。
毎月の収支を夫婦で確認する時間を設けることで、お互いの支出に対する意識も高まります。
2. 「時間」と「お金」のバランスを考える
共働き家庭の大きな課題は時間の制約です。
「時間がないから」という理由で、本来自分でできることにもお金をかけてしまいがちです。
しかし、すべてを外注するのではなく、以下のような工夫で時間とお金のバランスを取りました:
- 平日の家事は最小限にし、週末にまとめて行う
- 食材宅配サービスは割引キャンペーン時のみ利用
- 掃除サービスは月1回に限定し、日常の掃除は分担制に
時間を買うことも大切ですが、「この支出は本当に必要か」という視点で見直すことで、無駄な出費を減らすことができます。
3. 夫婦で役割分担を明確にする
家計管理を一人に任せきりにすると、もう一方の意識が低くなりがちです。
私たちは以下のように役割分担を決めました:
- 妻:日々の家計簿管理と月次レポート作成
- 夫:固定費の見直しと投資運用
- 共同:月1回の家計会議で収支確認と改善点の話し合い
役割分担を明確にすることで、お互いが家計に対して責任を持ち、協力して管理する意識が生まれます。
4. 「三人家族」の考え方を取り入れる
ファイナンシャルプランナーの伊藤氏が提唱する「三人家族」の考え方は、共働き家庭の家計管理に非常に効果的です。
これは「夫」「妻」「家族」という三つの財布を持つ考え方で、以下のように運用します:
- 「家族の財布」:固定費や食費など共通の生活費
- 「夫の財布」「妻の財布」:それぞれの小遣いや自己投資費
この方法を取り入れることで、共通の支出は明確に管理しつつ、個人の裁量で使えるお金も確保できるため、ストレスなく家計管理を続けられます。
私たちは収入の7割を「家族の財布」に入れ、残りの3割をそれぞれの財布に分配する方法を採用しています。
5. 節約と投資のバランスを取る
家計管理というと「節約」に焦点が当たりがちですが、共働き家庭では「投資」の視点も重要です。
固定費の見直しで浮いたお金を単に貯金するだけでなく、一部を投資に回すことで、将来的な資産形成につなげることができます。
私たちは節約で生まれた余剰資金の50%を投資に回す方針を立てました。
具体的には、つみたてNISAやiDeCoを活用し、長期的な視点で資産を増やす取り組みを始めています。
実際に私が行った固定費見直しの具体的手順
ここからは、私が実際に行った固定費見直しの具体的な手順をご紹介します。
STEP1:すべての固定費をリストアップする
まずは現状把握のため、すべての固定費を洗い出しました。
家計簿アプリの明細を3ヶ月分遡り、毎月発生している支出をすべてリストアップします。
私の場合、以下のような項目が固定費として挙がりました:
- 住居費(家賃・管理費・駐車場代)
- 水道・光熱費(電気・ガス・水道)
- 通信費(スマホ・インターネット・固定電話)
- 保険料(生命保険・医療保険・自動車保険)
- サブスクリプション(動画配信・音楽・新聞・雑誌)
- 教育費(習い事・学費積立)
- ローン返済(自動車・教育)
このリストを作ることで、思わぬ固定費が見つかることもあります。
STEP2:各固定費の必要性と金額の妥当性を評価する
リストアップした固定費について、以下の2点を評価しました:
- 本当に必要なサービスか?
- 金額は適正か?もっと安くできないか?
例えば、動画配信サービスは3つ契約していましたが、実際によく見るのは1つだけでした。
また、スマホプランは大容量データ契約でしたが、Wi-Fi環境が整っている今、実際の使用量は月3GB程度でした。
このように、一つひとつの固定費について「本当に必要か」「適正額か」を検証していきました。
STEP3:具体的な見直し行動を実行する
評価結果をもとに、以下の具体的なアクションを取りました:
1. 不要なサービスの解約
ほとんど利用していない動画配信サービスや、重複している保険特約などを解約しました。
解約前に契約内容を確認し、解約金や違約金が発生する場合は、契約更新月まで待つなどの工夫も必要です。
2. プラン変更や乗り換え
スマホは大手キャリアから格安SIMに乗り換え、インターネットは新規キャンペーンを利用して乗り換えました。
電力会社も比較サイトで検討し、年間約1.5万円安くなる会社に切り替えました。
3. 交渉による値下げ
家賃や保険料など、交渉可能な固定費については積極的に交渉しました。
特に保険は、同じ保障内容でも会社によって保険料が大きく異なるため、複数社から見積もりを取り、現在の保険会社に提示して値下げ交渉を行いました。
STEP4:定期的な見直しサイクルを確立する
固定費の見直しは一度で終わりではありません。
私たちは以下のサイクルで定期的に見直しを行っています:
- 毎月:サブスクリプションの利用状況チェック
- 半年に一度:通信費・光熱費のプラン見直し
- 年に一度:保険や住居費の大きな固定費の見直し
このサイクルを確立することで、常に最適な状態を維持できます。
また、新しいサービスを契約する際には「本当に必要か」「いくらなら妥当か」を必ず検討するようにしました。
共働き家庭の固定費見直しで注意すべき3つのポイント
固定費見直しを進める中で、特に注意すべきポイントがいくつかあります。
1. 安さだけを追求しない
固定費削減に熱中するあまり、サービスの質や利便性を無視して安さだけを追求するのは危険です。
例えば、保険を安くするために保障内容を大幅に下げると、いざという時に困ることになります。
また、遠くて安いスーパーに買い物に行くために交通費と時間をかけるのも本末転倒です。
私たちは「削減額」と「生活の質」のバランスを常に考え、以下の基準で判断しました:
- 月500円未満の節約のために大きな手間がかかるものは見送る
- 安全や健康に関わる部分は必要な支出として確保する
- 時間の節約につながるサービスは、コスト対効果を考慮して判断する
2. 夫婦間の価値観の違いを尊重する
共働き家庭の家計管理で最も難しいのは、夫婦間の価値観の違いを調整することです。
例えば、私は通信費の節約に熱心でしたが、夫は高速で安定したインターネット環境を重視していました。
このような価値観の違いを無視して一方的に節約を押し付けると、家庭内の不満につながります。
私たちは以下のルールを設けて対応しました:
- それぞれが「譲れない」項目を3つまで挙げる
- その項目については相手の価値観を尊重する
- それ以外の項目は積極的に見直しを行う
このルールにより、お互いの大切にしたいものを尊重しながら、全体としての固定費削減を進めることができました。
3. 浮いたお金の使い道を明確にする
固定費見直しで浮いたお金の使い道を明確にしないと、結局別の支出に消えてしまい、家計改善につながりません。
私たちは浮いたお金の使い道を以下のように決めました:
- 50%:将来のための投資(つみたてNISA・iDeCo)
- 30%:緊急予備費の積立
- 20%:家族の楽しみ資金(旅行や外食など)
特に「家族の楽しみ資金」を設けることで、節約のストレスを軽減し、家計管理を長続きさせることができました。
節約の成果を実感できることが、継続的な家計管理のモチベーションになります。
共働き家庭の固定費見直しで年間10万円以上節約した私の体験談
最後に、私自身の体験談をより具体的にお伝えします。
私たちは共働き夫婦で、子ども1人の3人家族です。
夫婦ともにフルタイム勤務で、平日は時間に追われる生活を送っていました。
固定費見直し前の月の支出は約38万円、そのうち固定費が約23万円を占めていました。
見直し後は固定費を約15万円まで削減し、月々8万円、年間にして約96万円の固定費削減に成功しました。
特に効果が大きかった項目は以下の通りです。

項目 | 見直し内容 | 年間節約額 |
---|---|---|
住居費 | 家賃交渉と駐車場の見直し | 72,000円 |
保険料 | 重複保障の解消と特約見直し | 96,000円 |
通信費 | 格安SIMへの乗り換えとプラン見直し | 96,000円 |
光熱費 | 電力会社の切り替えと使用習慣の改善 | 18,000円 |
サブスク | 不要サービスの解約と共有プランへの変更 | 36,000円 |
合計 | 318,000円 |
この節約額は決して特別なものではなく、多くの共働き家庭で実現可能な数字だと思います。
重要なのは、「見直す」という行動を起こすことです。
固定費見直しの結果、以下のような変化がありました:
- 月々の貯蓄額が2万円から10万円に増加
- 浮いたお金で投資を始め、将来への不安が軽減
- お金に対する夫婦の会話が増え、関係が良好に
- 「必要なものにはお金をかける」というメリハリのある生活が実現
節約は決して「我慢」ではなく、「最適化」です。
私たちの生活の質は下がるどころか、むしろ向上したと感じています。
まとめ:共働き家庭の固定費見直しで実現する豊かな生活
共働き家庭の家計管理において、固定費の見直しは最も効果的な改善策の一つです。
本記事でご紹介した方法を実践することで、以下のような効果が期待できます:
- 年間10万円以上の節約が可能
- 将来への不安が軽減し、精神的な余裕が生まれる
- 夫婦間のコミュニケーションが活性化する
- 本当に価値のあるものにお金を使える生活が実現する
固定費見直しの第一歩は、現状を把握することから始まります。
今日から家計簿アプリなどを活用して、あなたの固定費を洗い出してみてはいかがでしょうか。
共働き家庭だからこそ、時間とお金のバランスを考えた家計管理が重要です。
無理なく続けられる範囲で、少しずつ改善していくことが長期的な成功への鍵となります。
この記事が、あなたの家計改善の一助となれば幸いです。